2025年は、沖縄を舞台にした映画が目白押しの年。
心温まるヒューマンドラマから胸を打つ歴史作品、実話を元にしたサクセスストーリーなど、幅広いジャンルの作品が公開を控えています。
本記事では、2025年に公開予定の沖縄映画6作品を一挙にご紹介し、それぞれの見どころや魅力に迫ります。
今年注目の沖縄映画をチェックして、心躍るシネマ体験をお楽しみください。
【映画紹介1】366日
作品情報
公開日 | 2025年1月10日 |
上映時間 | 122分 |
監督 | 新城毅彦 |
脚本 | 福田果歩 |
主題歌 | HY「恋をして」 |
キャスト | 赤楚衛二/上白石萌歌/中島裕翔/玉城ティナ/稲垣来泉/齋藤潤/溝端淳平/石田ひかり/国仲涼子/杉本哲太 |
あらすじ
沖縄出身バンドHYの名曲「366日」をモチーフに映画化。2003年、沖縄で暮らす高校生・湊は、同じ学校の後輩・美海と出会い、音楽を通じて心を通わせる。卒業を機に付き合い始めた湊は、母の死で諦めかけていた音楽の夢を、美海に背中を押されて追いかけ東京の大学に進学。2年後、美海も上京し、2人は東京で新たな生活を始める。湊は音楽会社への就職が決まり、美海も通訳という夢に向かって進む中、幸せな日々が続くと思われた。しかし、ある日突然、湊は美海に別れを告げて姿を消してしまう。沖縄と東京を舞台に、20年にわたる愛と別れ、そして再会を描く切ないラブストーリー。
【映画紹介2】かなさんどー
作品情報
公開日 | 2025年1月31日(沖縄先行)/2月21日(全国公開) |
上映時間 | 86分 |
監督・脚本 | 照屋年之(ゴリ) |
主題歌 | 前川守賢「かなさんどー」 |
キャスト | 松田るか/堀内敬子/浅野忠信/上田真弓/Kジャージ/松⽥しょう/新本奨/比嘉憲吾/ひーぷー/喜舎場泉/⾦城博之/岩田勇人/さきはまっくす/しおやんダイバー/仲本新/A16 |
あらすじ
伊江島を舞台にした感動のヒューマンドラマ。母の死をきっかけに父との絆を断ち切っていた娘・美花は、父の余命がわずかだと知らされ、7年ぶりに故郷へ帰郷。認知症を患う父との再会はぎこちないものだったが、母が生前に遺した日記を見つけたことで、知らなかった家族の過去や母の本当の想いを知ることに。島の美しい自然に囲まれながら、家族の絆と愛を再び見つけていく姿が描かれる。「洗骨」で映画監督としても注目を集めた「ガレッジセール」のゴリこと照屋年之が監督・脚本を手がける。主題歌は、沖縄民謡歌手・前川守賢(元ちゃん)のヒット曲「かなさんどー」。
【映画紹介3】STEPOUT にーにーのニライカナイ
作品情報
公開日 | 2025年3月7日(沖縄先行)/3月14日(全国公開) |
上映時間 | 96分 |
監督 | 堤幸彦 |
共同監督 | 平一紘 |
脚本 | 谷口純一郎 |
キャスト | 仲間由紀恵/Soul/又吉伶音/伊波れいり/松田るか/津波竜斗/内田樹/盧礼欧/玉城敦子/城間やよい/津嘉山正種/橘ケンチ |
あらすじ
主演・仲間由紀恵の故郷である沖縄を舞台に、ダンスを通じて少年の成長と家族の絆を描く感動物語。シングルマザーの母・朱音と妹・舞と暮らす少年・踊は、憧れのダンサーとの出会いをきっかけに、ダンスへの情熱を燃やし始める。家族のために懸命に働く母、内向的な妹とともに日々を過ごす中で、踊はだんだんと才能を開花。家族や地元・沖縄への思いに悩みながら「ニライカナイ=理想郷」を求めて突き進む。踊を演じるのは、沖縄で実施されたオーディションで、147人の中から選ばれた沖縄アクターズスクール出身のSoul。
【映画紹介4】木の上の軍隊
作品情報
公開日 | 2025年6月13日(沖縄先行)/7月(全国公開) |
監督・脚本 | 平一紘 |
キャスト | 堤 真一/山田裕貴 |
あらすじ
井上ひさし原案、こまつ座にて上演され人気を博した舞台「木の上の軍隊」を、堤真一と山田裕貴のダブル主演で映画化。沖縄で終戦を知らずに2年間、ガジュマルの木の上で生き抜いた日本兵2人の実話を基にした物語。原作のモデルとなった実在の日本兵と同年代で沖縄出身の平一紘が監督を務める。
1945年太平洋戦争末期――沖縄・伊江島で日本軍は米軍との激しい交戦の末に壊滅的な打撃を受けていた。宮崎から派兵された上官・山下一雄(堤 真一)、地元沖縄出身の新兵・安慶名セイジュン(山田裕貴)は敵の激しい銃撃に追い詰められ森の中に逃げ込み、大きなガジュマルの木の上へ登り身を潜める。太い枝に葉が生い茂るガジュマルの木はうってつけの隠れ場所となったが、木の下には仲間の死体が増え続け、敵軍陣地は日に日に拡大し近づいてくる。連絡手段もなく、援軍が現れるまで耐え凌ごうと彼らは終戦を知らぬまま2年もの間、木の上で“孤独な戦争”を続けていた。やがて極限状態に陥った二人は…。
【映画紹介5】宝島
作品情報
公開日 | 2025年9月19日 |
監督 | 大友啓史 |
原作 | 真藤順丈「宝島」 |
キャスト | 妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝/永山瑛太 |
あらすじ
第160回直木賞を受賞した真藤順丈氏の傑作小説「宝島」を映画化。全てが失われた戦後沖縄を舞台に、米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を壮大なスケールで描く。主演に妻夫木聡、さらに広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太など、日本映画界を牽引する豪華キャストが集結。監督は、NHK在籍中に連続テレビ小説「ちゅらさん」を手がけた大友啓史。
沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える、“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。その中心にいるのは、いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染の4人、オン、グスク、ヤマコ、レイ。その中でも、英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ…。
残された3人はやがて、警察官、小学校の先生、ヤクザになり、それぞれの想いを胸に、憧れの存在オンの失踪の謎を追うが――。
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【映画紹介6】風のマジム
作品情報
公開日 | 2025年夏 |
監督 | 芳賀薫 |
原作 | 原田マハ「風のマジム」 |
キャスト | 伊藤沙莉 |
あらすじ
原田マハの小説「風のマジム」を映画化。実話を基に描いたサクセスストーリー。NHK 連続テレビ⼩説「虎に翼」の伊藤沙莉が主演をつとめる。
伊波まじむ(伊藤沙莉)は那覇で⾖腐店を営む祖⺟カマルと⺟サヨ⼦と暮らしながら、通信会社 ・ 琉球アイコムの契約社員として働いている。 いつも祖⺟と⼀緒に通うバーで、ラム酒の魅⼒に取り憑かれたまじむは、その原料がサトウキビだと知る。 折しも社内ベンチャーコンクールが開催され、まじむは、南⼤東島産のサトウキビからラム酒を作る企画で応募するが、それはやがて家族、会社、島⺠をも巻き込む⼀⼤プロジェクトへと発展していく。
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まとめ
2025年は沖縄映画の魅力が詰まった注目作が揃う特別な年です。
沖縄ならではの風景や物語が紡ぐ感動は、映画を超えた特別な体験となるはず。
今年はぜひ沖縄映画に触れて、その魅力を存分に味わってみてください。